スレート瓦とは?
セメントと石綿を85:15の割合で混合して作られた厚さ45mmの薄い瓦のことでメーカーによって、コロニアル、またはカラーベストと呼ばれています。
1961年頃から発売され、現在、クボタ、ナショナル、浅野スレート等のメーカ―が製造しています。日本瓦に比べ軽量で施工がしやすい為一般的に多く使われていますが、「踏み割れ」や「ひび・コケ」などによって生じた雨漏りにより、20年を過ぎたころから下地の板(野地板)が痛み始めるケースがよくあります。
また、スレート瓦の防水性能は表面に塗布された塗装皮膜に依存しているため定期的な塗装による防水メンテナンスが必要となります。(新築時の塗装はアクリル塗装で耐久年数は7年前後)※JIS規格ではスレート瓦施工時の野地板の厚さは9mm以上でなければならないと定めています。