外壁塗装を行う際は、事前に高圧洗浄を行って外壁についた汚れを落としておく必要があります。
高圧洗浄というのは、住宅に取り付けられている水道を使って行いますので、通常よりも水道代がかかります。
では、この水道代というのは、お客様と業者のどちらが負担するのでしょうか。
この記事で詳しく見ていきましょう。
高圧洗浄にかかる水道代はだれが負担する?
高圧洗浄にかかる水道代というのは、基本的にはお客様にご負担いただくことになります。
ただ、中には、高圧洗浄にかかる水道代を合計料金から割引いてくれる業者などもありますので、事前に確認してみると良いでしょう。
高圧洗浄にかかる水道代ってどれくらいなの?
高圧洗浄作業自体は、半日から1日程度で終了しますが、高圧洗浄を行う際は1分間に12リットルから15リットルほどの水を使用します。
そのため、
「水道代が数万円になってしまうのでは?」
と心配している方もいらっしゃると思います。
ただ、一般的な住宅であれば、1日高圧洗浄を行ったとしても2,000円ほどしか水道代がかかりませんので、ご心配は無用です。
高圧洗浄にかかる水道代を抑える方法は?
1日高圧洗浄を行ったとしても、2,000円程度の水道代で済ませることができます。
「水道代に2,000円もかけたくない!」
という方は、業者に止水弁の利用をお願いしてみてください。
止水弁を利用してもらうことで、水の使用量を抑えられる可能性が高くなるため、水道代の節約に繋げることができるのです。
外壁塗装の際は水道代以外にも料金がかかる?
外壁塗装の際は、作業費用や塗料費用、水道費用以外でも料金が発生する可能性があります。
では、発生する可能性のある費用項目について、詳しく見ていきましょう。
駐車料金
住宅の状況によっては、お車のご移動をお願いするケースがあります。
例えば、駐車スペースに足場を設置する場合などです。
外壁と駐車スペースの距離が極端に近いと、どうしても駐車場に足場を設置するしかなくなってしまいます。
周辺にお車を停めて置ける場所がない時には、有料駐車場をご利用いただくことになりますので、塗装費用とは別に駐車場料金が発生してしまうのです。
仮に外壁と駐車スペースの距離が近く、他に車を止めて置けるスペースがない場合は、事前に業者に相談しておくことをおすすめします。
電気代
外壁塗装では、ケレン清掃という作業も同時に行います。
ケレンというのは、古い外壁の塗膜や汚れなどを落とす作業のことで、新しい塗料の定着性を上げるためにも重要な作業です。
この作業は、電動サンダーを用いて行われることもあり、その場合は電気代が別途発生してきますので注意しましょう。
外壁塗装にかかる諸費用は必要経費として考えるべき
外壁塗装には、様々な諸費用がかかります。
「できるだけ諸費用を抑えたい」
と考えている方が多いと思いますが、満足のいく仕上がりにするためにも、このような諸費用を「必要経費」と考えて、目を瞑ることをおすすめします。
高圧洗浄にかかる水道代や、ケレン清掃にかかる電気代などを気にしてしまうと、汚れをしっかりと落とすことができなくなり、塗料が定着しにくくなってしまうことがあるのです。
そうなってしまうと、塗装から数年で塗膜がはがれてしまう可能性があり、再塗装が必要になってしまいます。
外壁塗装にかかる諸費用と、再塗装費用では、明らかに後者の方が高額になりますので、満足できる仕上がりにするためにも電気代や水道代については大目に見ることをおすすめします。
まとめ
外壁塗装の前には、高圧洗浄を行って壁の汚れを落としておく必要があります。
高圧洗浄にはたくさんの水を使うのですが、基本的に水道代はお客様にご負担いただく費用となります。
ただ、1日作業しても最大2,000円前後の水道代で収まることが多いため、ご心配は無用です。
外壁塗装工事の際は、水道代以外にも、
・駐車場代
・電気代
などが発生することがあります。
駐車場代については別問題ですが、水道代や電気代を気にしてしまうと、外壁の汚れを落とすことができなくなり、満足のいく仕上がりにならない可能性がありますので注意が必要です。