塗装の基礎知識

塗装メンテナンス時期を延ばす方法

塗装メンテナンス時期を延ばす方法

外壁や屋根の塗装は費用はもちろんのこと、時間や手間、敷地内に作業員が入ることに抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。

できるだけメンテナンス間隔を長くしたいと考える方がほとんどだと思いますので、今回は、できるだけメンテナンス時期を延ばす方法についてお伝えいたします。※メンテナンスしなくても済む方法ではございません。

 

耐用年数の長い塗料を選ぶ

塗り替えや新築時に塗料を選べる場合は、耐用年数の長い塗料を選ぶことでメンテナンス間隔を長くすることが出来ます。

現在の塗料は、耐用年数に加えて美観性に優れた汚れづらい塗料などもあります。耐用年数が長く、見た目もキレイであることは長期的に見てコストパフォーマンスが高いことになります。

例えば、耐用年数10年の塗料であれば45年で3回、耐用年数15年の塗料であれば2回と長期間で見た際の回数が変わるからです。塗装工事には塗料だけではなく、足場などの費用も含まれることから長期的な視点ではコストパフォーマンス良いと考えられます。

反対にデメリットは1回の工事のお値段が塗料分高くなることです。長期的に維持したい建物なのか、あと数年と決まっている建物なのかによって選択が変わるかと思います。

 

 

 

下地処理をしっかりしてくれる業者を選ぶ

塗り替え工事に大事なことはなんといっても下地処理です。劣化した部分を丁寧に処理した外壁と雑に処理した外壁とでは、「持ち」が全然違います。

また、下地と新しい塗料との密着度を高める意味もありますので、まずは汚れ落としの高圧洗浄、シーリングやクラックやその他の劣化した箇所の補修、サビ取りと錆止め剤の処理などを行っています。

仕上げ塗料を塗ってしまうと見た目ではプロでも見分けることはほぼできません。しかし、経過と共に劣化として現れるので、業者選びでの大きなポイントになることは間違いありません。

 

 

定期点検で大きな被害になる原因を初期段階で対処する

塗装間隔も延長したいのに、定期点検なんて、、と思いますよね。すみません笑。ただ、しっかりメリットもあるので知っていただけたらと思います。

定期点検では、「お宅の状態は良いです!」とプロお墨付きをもらえることでもあります。安心しますよね。もし、怪しい箇所を見つけた場合は、部分処置をできる可能性もありますので、致命的な症状に陥る前に食い止めることもできます。

それが分からずにいざ塗り替えするぞ!となった際に致命的な症状を見つけてしまうと、費用だけでなく修繕機関も長くなる可能性や塗装では処理しきれない可能性も出てきます。

特に自然災害が増えている昨今では大型台風のあとなどは気になりますよね。定期点検の依頼によって、お近くに「すぐに相談できる塗装のプロ」を見つけられると安心して過ごせるのでは?と思います。

 

 

以上、メンテナンス時期を延ばす方法を3つのポイントでご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。多少ではありますが、メンテナンスに対する意識と視点が増えたなら幸いです。

ご不明点や先ほどご紹介した点検なども無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。