外壁塗装の際は、見積もりをしっかりとチェックしておくことが大切です。
とはいえ、外壁塗装の見積もりでは専門用語がたくさん登場してきますので、
「何を確認すればいいかわからない」
という状態になってしまうこともあります。
そこでこの記事では、外壁塗装の見積もりで最低限チェックしておくべきポイントと、危険な見積もりの特徴について詳しく解説していきます。
外壁塗装の見積もりでチェックしておくべき5つのポイント
では早速、外壁塗装の見積もりで最低限チェックしておくべきポイントについて、詳しく見ていきましょう。
塗装箇所
まずは塗装箇所です。
外壁塗装において、
・見積もり書に記載されていない箇所を塗装されてしまった
・塗装すべき箇所が塗装されていなかった
というトラブルが非常に多くあります。
また、見積もり書に記載のない箇所を塗装されて、後から追加費用を請求されたというトラブルも起こっていますので、しっかりと確認しておくようにしましょう。
塗り回数
外壁塗装では、3度塗りが基本です。
見積もり書にも、
・下塗り+上塗り2回
・3度塗り
このように記載されていることが多いため、しっかりと確認しておくようにしましょう。
塗装回数が明記されていなかったり、塗り回数が1回の場合は、悪質業者の可能性が高いため注意が必要です。
ケレンの有無
外壁塗装の見積もりに、ケレンが含まれているかを確認することも大切です。
ケレンというのは、古くなった塗膜をはがしたり、サビを落としたりする作業のことを指します。
ケレンは外壁塗装をする上で非常に重要な項目になりますので、明記されているかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
支払方法や料金の詳細
外壁塗装の見積もりを確認する際は、料金の内訳をしっかりと確認することが大切です。
外壁塗装には、
・足場代
・養生台
・高圧洗浄代
・シーリング打ち換え費用
など、塗装以外の部分で料金が発生してくることもありますので、隅々まで目を通しておくようにしましょう。
また、外壁塗装の料金支払いは後払いが基本です。
「全額前払い」と見積もり書に記載されていた場合、支払いが完了した瞬間に連絡が取れなくなることもありますので、全額を工事完了後に支払うか、工事前と後で分けて支払うことをおすすめします。
危険な見積もりの特徴は?
次に、危険な見積もりの特徴について詳しく解説していきます。
「一式」という表現が多用されている
見積もり書では、度々「一式」という表現が出てきます。
ただし、外壁塗装の見積もり書に「一式」という表記が多用されていた場合は要注意です。
なぜなら、外壁塗装の見積もりでは「一式」という表記をほぼ使用しないからです。
一式という見積もりでは、何にどれくらいの費用がかかるのかがわからず、知らないうちにぼったくられてしまったり、後から高額請求をされたりする可能性が高くなりますので注意しましょう。
塗装面積が明らかに大きすぎる
外壁塗装の見積もりには、塗装面積が明記されています。
中には、
「ちょっとくらい面積を広げてもバレないだろう」
と考えて、塗装面積をかさましする業者もいるのです。
そのため、見積もりに記載されている塗装面積大きすぎないかをしっかりと確認しておくようにしましょう。
値引き額が大きすぎる
外壁塗装では値引きを行ってもらえるケースが多いです。
値引き金額についても見積もり書に記載してもらえるのですが、値引き額が大きい場合は必要な工程を丸ごと省いている可能性が高いです。
工事代金の10%から15%程度の値引きであれば、企業努力による値引きと考えることができますが、極端な値引きは逆に危険と言えますので注意しましょう。
必要工程が省略されている
悪質な塗装業者の中には、必要な工程を省いて作業するところもあります。
このような手抜き工事を防止するためには、見積もり書に必要工程が明記されているかどうかを確認することが大切です。
作業工程を細かく記載している場合は、優良業者である可能性が高いですが、
・ざっくりした工程しか記載されていない
・工程の記載が丸ごと省略されている
このような場合は、手抜き工事を見抜くことができなくなりますし、仮に手抜き工事を指摘したとしても、
「見積もり書にもともと記載していませんから」
と押し切られてしまう可能性が高くなりますので注意が必要です。
まとめ
外壁塗装を業者に依頼する場合は、見積もりをしっかりと確認しておくことが大切です。
見積もりをよく確認せずに依頼してしまうと、
・ぼったくられる
・必要な工程を省かれる
・後から追加請求をされる
というようなトラブルに巻き込まれる可能性がありますので注意しましょう。