塗装の基礎知識

【予想外の結末】コストを抑えようと自分で外壁塗装した結果…

 

 

外壁塗装はそれなりの費用がかかりますよね。

そのため、外壁塗装の方法を調べて、自分で塗装される方も中にはいらっしゃいます。

しかし、その結果、困ったことになったとお問い合わせいただくことがありますそこで今回は、コストを抑えようと自分で外壁塗装した結果、思わぬ結末を迎えた事例をご紹介します!

 

 

ハシゴから落ちて怪我をした

 

外壁塗装は高所での作業を伴います。慣れていない人がハシゴなどの足場を使って外壁塗装をするのは非常に危険です。無理な体勢で作業をして転落してしまうと、大怪我どころか、命を落としてしまう危険さえあります。高所の塗装は無理をせず、業者に頼むようにしましょう

 

塗装中に塗料をこぼしてしまった

 

プロの作業を見ているとスムーズで、簡単に自分でもできるような気持ちになってしまいますが、塗料は液体ですので、扱いに慣れていないと、刷毛やローラーから塗料が滴り落ちてしまったり、こぼしてしまったりして、周囲を汚してしまいます。さらに、こぼしてしまうことで、塗料の使用量も必然的に増えてしまいます。

 

塗装後1年で剥がれてきてしまった

 

初心者でも扱いやすい塗料は耐用年数がそれほど高くありません。だからといってプロ仕様の塗料を使っても、規定通りの厚さで均一に塗ることは難しく、ムラだらけになってしまいます。そうなると、塗料が持つ性能を活かし切ることはできず、すぐに剥がれたり、膨らんでしまったりします

 

時間がかかりすぎた

 

一般的な住宅の外壁塗装にかかる日数は約2〜3週間程度ですが、これはプロの業者が何人かで効率よく施工する場合です。慣れない人が1人で作業しようとすると、少なくともこの3倍の時間がかかるでしょう。せっかくの休日を長期間、外壁塗装の時間に割いてしまうのは、考え方にもよりますが、もったいないようにも思えますよね。

 

将来的に見てコストが上がってしまった

 

ホームセンターなどで手軽に手に入る塗料は、値段も安く、コスト削減できそうな気がしますが、安く手に入る塗料は、その性能や耐久性に欠けるので、業者に頼んで塗装するよりも頻繁に塗り直す必要があったりと、長い目で見たら逆にコストが上がってしまうということもあります。さらに、ホームセンターなどで手に入る塗料の中には、その塗料を使ってしまうと、あとから業者が使う塗料を重ねて塗装できないものがあります。業者に頼んで塗り直してもらう時には、通常よりも工数が多くかかり、結果的にコストが上がってしまったという事例があるので要注意です。

 

いかがでしたでしょうか。様々な考え方があると思いますが、外壁塗装においては目先の安さよりも、安全性や将来的に見て安心できる方法を選択していただき、より納得できる外壁塗装をしてくださいね!