塗装の基礎知識

【数年後の後悔】外壁のひび割れをDIY補修した結果

 

 

家の外壁にひび割れを見つけてしまうと心配になってしまいますよね。

ひび割れの箇所だけ自分で補修できればいいなと思う方も少なくないと思います。

実際に外壁のひび割れは、種類によっては自分で補修できるものもあります。そこで今回は、外壁のひび割れについて、DIYで補修した事例を交えてご紹介します!

 

ひび割れの種類

 

外壁のひび割れは別名クラックとも呼ばれます。クラックの種類によって対処が変わってきます。

 

 

ヘアクラック

 

髪の毛と同じくらいの幅で、0.3mm以下のひび割れです。縦方向にひび割れていくことが多いですが、横方向にひびが広がる場合は、悪化の進行が早いので早急に補修が必要です。DIYで補修できるひび割れは、このヘアクラックのみです。

 

 

乾燥クラック

 

モルタルやコンクリートの外壁材が乾燥によって水分が蒸発、収縮をすることで起こるひび割れです。完全に乾燥すれば、ひび割れの幅は広がりません。

 

 

構造クラック

 

幅が広く深さもあります。外壁材よりも内側の構造に問題が生じているので、放置したままだと危険です。発見したらすぐに業者に連絡しましょう。

 

 

DIYは可能?

 

ヘアクラックであれば自分で補修することは可能です。モルタルやコンクリートの外壁の場合はセメント粉を使用し補修します。セメント粉は、ひび割れの範囲に応じて、狭い範囲を補修するスティックタイプ、広い範囲を補修するスプレータイプと使い分けることができます。

 

 

DIYをおすすめしない理由

 

自分で修復することは可能ですが、実際にやってみて失敗することが多いため、あまりおすすめはできません。失敗の実例は以下のようなことが挙げられます。

 

 

見た目が悪くなった

 

補修前より見た目が悪化するパターンです。

 

 

間違った補修材を使ってしまった

 

使ってはいけない補修材を使ってしまうと、それを剥がす工程にコストがかかってしまいます

 

 

時間がかかりすぎた

 

慣れない作業は業者がやる3倍以上の時間がかかります。

 

 

高所の作業で怪我をした

 

足場が悪い高所での作業は非常に危険です。業者に任せるようにした方が良いでしょう。

 

 

ひび割れが直ぐに再発した

 

DIYはあくまでも応急処置なので、たとえ頑張って補修したとしても直ぐにひび割れが再発するのはよくあることです。

 

 

外壁塗装を長持ちさせるために

 

大切な家を守ってくれる外壁は、日々ダメージを受けます。長持ちさせるためにも、日頃の掃除や点検が重要です。すぐにDIYで補修を始めるのではなく、まずは業者に点検してもらってから考えてみましょう。