屋根や外壁を塗り替えたいけど費用が高い…と躊躇している方も多いのではないでしょうか。そこで今回は高品質な塗装を少しでも安くするためのポイントについて詳しくご紹介したいと思います。
塗料のランクや付帯部塗装を考える
塗料はランクによって耐用年数が変わってきますが、塗装に使われる塗料は安価なものから高価なものまで様々です。例えば、アクリル系塗料は約4~7年、シリコン系塗料なら約8~15年、光触媒塗料なら10~15年など、基本的に安価な塗料は耐用年数が短く、高価な塗料は耐用年数が長くなっています。
塗料については価格だけで決めずに、お住まいの住宅の寿命や、あとどれくらい住むのかということを考えて塗料を選ぶことをおすすめします。また、物置小屋などの離れの塗装については、本当に必要かどうかを考えることが大切で、ほとんど使っていないような部分については、塗装を見送ることでコストを削減することができます。
同じ条件で相見積もりを取って比較する
塗装業者を2社、多くても3社に絞って、同じ条件で相見積もりを取ります。相見積もりの際は、大手のハウスメーカーは避けたほうが無難です。というのも、大手と契約すると、多くの場合、下請業者が塗装を行いますので、その分の費用が上乗せされ高額になってしまうことが多いからです。
また、担当者が塗装の知識に乏しく、質問に答えてもらえないということも少なくありません。各業者から見積書が提出されたら、見比べてみましょう。ここで見るポイントは、どれだけお客様に伝えようとしているか?の誠実さです。
正直、同じ書き方で複数の会社の見積もり書を揃えることは難しいので、金額でない部分でその会社を見ることがポイントとなってきます。よって、工事の内容や塗料の種類が詳細に記載されていない業者には注意が必要です。また、塗装する屋根や外壁の面積や計算が間違えていないかチェックするのも忘れないようにすると良いと思います。
価格だけで決めず相場を知り優良業者を選ぶ
塗装工事は安さにこだわりすぎると、仕上がりに満足できないなど、思わぬトラブルを招くことも少なくありませんので、価格だけで依頼する業者を決めるというのはおすすめしません。
例えば、信頼できるけれど少し価格が高い業者と、信頼できないけれど価格が安い業者であれば、前者に網戸張替えなどのちょっとした作業のサービスしてもらえないかと交渉するのが良い判断と言えます。見積書の内容をよく確認しながら、予算を削るところとそうでないところのメリハリを付けて考え、信頼できる業者に依頼することが何より大切です。