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【契約前に要確認】外壁塗装の保証について解説!

 

外壁塗装業者を選ぼうとした時、価格の安さだけを見て判断していませんか?

是非、業者選びで失敗しないためにも、保証にも注目してみてください。

業者によって保証内容や保証期間が違いますので、契約する前に、しっかりチェックして、トラブルを回避しましょう。

今回は、外壁塗装の保証について、保証内容や注意すべき点を解説していきます!

 

外壁塗装の保証の種類

 

外壁塗装の保証には、大きく分けて3つあります。どこによる、何に対しての保証なのか、1つずつご紹介していきます。

 

塗料メーカーの保証

塗料メーカーによる保証は、塗料に対しての製品保証になります。塗料製品に瑕疵があった場合は、塗料メーカーが塗料代を保証してくれます。製品に対しての保証のため、施工内容については保証はありません。保証期間も製品によって異なります。

 

外壁塗装業者の自社保証

外壁塗装業者による施工保証です。業者や施工内容によって保証の年数や保証範囲が変わってきます。業者が倒産した場合、保証は受けられません。

 

第三者機関の保証

施工を担当する外壁塗装業者以外の第三者機関が扱う保証です。施工業者が加入している団体や組合の保証、住宅瑕疵保険などがあります。

 

保証が適用される代表的なケース

 

洗浄が不十分、外壁補修が未完成、塗料の希釈量や塗布量、回数が不適切など、施工不良による外壁塗装のトラブルは保証が適用されます。保証が適用される代表的なケースを見てみましょう。

 

外壁の色あせ

 

塗料の種類にもよりますが、明らかな外壁の塗りむらや色あせは、施工不良によるものが考えられます。経年劣化より早く色あせが見られた場合、保証を受けられる可能性が高いです。

 

塗膜のひび割れや剥がれ

 

施工不良による塗膜のひび割れ、剥がれも、保証の対象になります。シーリング部分に関しても、数ヶ月でひび割れや剥がれが見られることがあります。この場合も、施工不良が原因である可能性が高いため、保証を受けられるでしょう。

 

保証期間内でも適用されないケース

 

保証には、免責事項が書かれているので、保証されない範囲を把握しておく必要があります。せっかく保証に入っていたのに、保証適用外だった…ということも少なくありません。しっかり免責事項を確認しておくとトラブル回避に繋がります。

 

自然災害・火災

 

天災や火災などの、どうすることもできない災害によって損害が生じた場合、外壁塗装の保証は適用されません。多くの人が加入している火災保険、地震保険の保証になるので、心配な方はそちらに加入しておきましょう。

 

管理不十分・人為的損傷

 

家主の維持管理に問題があった場合、保証適用外となってしまいます。例えば、ひび割れを認知しているにも関わらず放置し、漏水などの被害に拡大してしまうなどにあたります。不具合を見つけた際は、速やかに施工を依頼した業者へ連絡しましょう。

また、明らかな人為的損傷も保証対象から外れます。例えば、車の接触による外壁の剥がれなどです。

 

施工業者以外が補修をした場合

 

施工担当した業者以外が何らかの補修をした場合も、保証対象から外れてしまいます。ちょっとしたひび割れなど、DIYで出来そうと思ってしまいがちですが、自分で補修したために保証から外れてしまう恐れがありますので、施工後に不具合を見つけたら、触らずに業者へ連絡することがベストです。

 

保証のトラブルと注意点

 

保証に関してのトラブルと、注意すべき点をご説明します。

 

口約束はせず、保証書を受け取る

 

おそらく、施工不良があった場合、施工完了から数年経った時に、塗膜の剥がれやひび割れなどを発見すると思います。契約から数年…保証内容を覚えているということは難しいですよね。

契約前に、「保証はあります」と口頭で説明をされただけで、保証書を受け取るのを忘れてしまうと、万が一、施工不良があった場合、保証を受けたい時に受けられないということになってしまいます。

中には故意に保証書を渡してこない悪徳業者も存在するので、そのような業者がいた場合は契約を見送った方が無難かもしれません。

 

保証内容の詳細な説明を受ける

 

実は、「保証書を受け取ったので安心!」ということでもありません。受け取った保証書は、しっかりと施工担当の業者との間に誤解がないか確かめながら、よく読むようにしましょう。少しでも疑問があった際は、遠慮なく質問をして、記載されていない口約束がある場合は、新しく保証書を作成してもらいましょう。親切丁寧な説明をしてくれる業者であれば、安心して任せられる基準にもなります。

 

第三者機関の保証がある

 

施工から数年経った後、保証を受けようとしたら、施工担当の業者が倒産してしまっていた、というケースは、事前に判断できることではありませんよね。

衝撃的なトラブルですが、もし業者が倒産してしまった場合でも、第三者機関の保証に加入していれば、保証を受けることができるので安心です

 

保証+アフターフォローが安心

 

塗料メーカーの保証外壁塗装業者による、施工に対する自社保証。そして、第三者機関の保証が、外壁塗装の保証として必須項目になります。

また、保証に加えて、アフターフォローが付いていると、より安心です。アフターフォローの回数や内容もあわせて確認しておきましょう。一般的に定期点検を、1年後、3年後、5年後、10年後の節目で行います。

 

いかがでしたでしょうか?業者選びの際には、保証内容や保証期間をしっかり確認して、トラブルが発生しないようにしたいですね。契約前に、一度しっかり保証書を読み込んでみてくださいね!