屋根の塗装を行う際、屋根の配色に悩む方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、色の選び方が分からないという方向けに、色選びのポイントをご紹介したいと思います。
屋根の色選び、これだけは知っておこう!
外壁やサッシとの相性
屋根の色を決めるときは、外壁・サッシ・破風板など付帯部との相性も考えなくてはいけません。外観全体で使用する色を3色までに抑え、同系色の濃淡にするとバランスがよくなります。また、屋根の色を外壁より濃くすると家が引き締まった印象に、逆に屋根の色を外壁より薄くすると家がやわらかな印象になります。
色の面積効果に注意する
面積効果とは、同じ色でも大きさによって色が明るく見えたり暗く見えたりする、人間の錯覚現象のことです。明るい色は面積が大きくなるほど鮮やかに、暗い色は面積が大きくなるほど暗く見えるため、色見本で選ぶ際には、明るい色はワントーン暗く、暗い色はワントーン明るくすると、イメージした色に近くなります。
汚れや色褪せの考慮
屋根は雨や風、紫外線や空気中のホコリなどで大変汚れやすいものです。明るい色は汚れが目立ちやすく、グレーやベージュなどの色は汚れが目立ちにくいです。また、赤系や黄色系などの鮮やかな色は特に色褪せしやすいので、色褪せを気にする方は注意が必要です。
屋根の遮熱効果
遮熱効果や耐久性と聞くと塗料を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、実は、屋根の色にも関係があり、白っぽい色ほど遮熱効果が低く、黒っぽい色ほど遮熱効果が高くなります。屋根の温度は室内の温度にも影響するため、遮熱効果を重視する場合は明るめの色を選ぶのがおすすめです。
周辺環境との調和
自分の好きな色だけで選ぶと、悪い意味で目立ってしまう可能性がありますので、周囲の環境をよく見て馴染みやすい色を選ぶことも大切です。お住まいの地域によっては景観ガイドラインが定められている場合もありますので、塗装工事の前にきちんと確認しておいてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?屋根は面積が広いため、色で家のイメージが大きく変わります。自分が何を重視するかをよく考え、周辺環境に配慮しながら色を選ぶことが大切です。
色選びに悩んだ場合は、人気カラーなどを参考にご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。