屋根の塗装をしたいけど、工事中にトラブルがあったらどうしよう…と不安な方は多いかもしれません。そんな方のために、今回は屋根の塗装工事において起こりやすいトラブルと原因についてご紹介したいと思います。
屋根の塗装がすぐに剥がれた
屋根は常に紫外線や雨に晒されているため劣化しやすい箇所ですが、塗装をして数ヶ月~3年以内に塗装が剥がれてしまった場合には施工不良の可能性があります。
原因としては、塗装前に高圧洗浄などで汚れをしっかり落とさずに塗装してしまったり、塗装の際の下準備が不十分で塗料の密着性が弱くなってしまったということが考えられます。
屋根がすぐに錆びてしまった
屋根の塗装をしたにも関わらず、塗装に錆が発生して見た目が悪くなってしまったというトラブルですが、これは屋根の下地処理がきちんと行われていないことが原因です。
鉄は酸化することで錆に変わりますので、屋根の鉄製の部分の下地処理が甘いと錆が出てしまうのです。高圧洗浄やケレン作業、錆止めの塗布やひび割れの補修など、下地処理がきちんと行われていない可能性があります。
色ムラや塗り忘れがある
塗装後に色ムラや塗り忘れを発見するというトラブルですが、これは手抜き工事の可能性が高いです。というのも、屋根の塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の三度塗りが基本なので、塗装の回数が少ない場合は色ムラが起こりやすくなります。
もしくは、塗装で使うローラーやハケに含ませる塗料が適量でないことや使いこなせていないなど、職人の技術不足が関係していることもあります。
雨漏りが起きるようになった
屋根の塗り替えを行ったことで雨漏りするようになったというトラブルです。この原因は塗装時に屋根材の重なっている部分の隙間を埋めてしまったということが考えられます。
屋根に敷き詰められている瓦は、雨水の通り道を作るため上下にわずかな隙間が設けられているのですが、そこを塗料で埋めてしまうと隙間が塞がり、雨水が屋根の内部に溜まってしまい、それが雨漏りとなってしまうのです。
まとめ
このようなトラブルを見ていると、屋根の塗装工事を躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、今回紹介したようなトラブルを防ぐために大切なのが業者選びです。
工事中の作業内容についても、きちんと確認し細かく報告してもらうようにすれば、未然にトラブルを防ぎやすくなりますので、必ずご自身が信頼できる業者に依頼するようにしてくださいね。