塗装工事の見積もりを取った方の中には、「少し怪しい感じがする」「もしかして騙されているのでは?」と不安に思い、工事を躊躇している方もいらっしゃるのではないでしょうか。塗装工事において重要な業者選びですが、今回は悪徳業者の特徴や手口について詳しく解説したいと思います。
覚えておきたい悪徳業者の手口4つ
いきなり営業に来て不安を煽り、即日契約を迫ってくる
悪徳業者の多くは、いきなり家に訪ねてきて、根拠もなく「今すぐ屋根や外壁を直さないと家が倒れてしまう」など、不安になることを言ってきます。
問い合わせなどをしていないにも関わらず、業者がやってきて工事を勧めてきた場合は怪しいと疑ってください。また、その場で契約を迫ってきたり、断ると態度が変わる業者も悪徳業者の可能性が高いです。
50万円以上の大幅な値引きをする
契約の際に、工事内容が変わっていないにも関わらず50万円以上の値引きをしてくる業者は悪徳である可能性が高いです。
最初に提示してくる金額が高く、値引き後の価格が相場であることが多いので金額的には損をしないと思ってしまいがちですが、金額を上乗せして値引きを強調するような業者は信用性に欠けますので、大幅な値引きや「キャンペーン価格」というような謳い文句などに騙されないように気を付けてください。
オリジナル塗料を勧めてくる
屋根や外壁の塗装に使われる塗料には様々な種類がありますが、どの塗料も平均が10~20年ほどの耐久性となっていますので、「うちの塗料は30年持つ」などと言われたら注意が必要です。
業者オリジナルの塗料というのは実績が調べにくく、信頼性に欠けてしまいますし、30年も持つ塗料というのは存在しません。
説明が少なく、曖昧な見積もりをしてくる
家屋調査が雑なうえに、工事に関する説明が少ないのは悪徳業者の手口の一つです。屋根や外壁の塗装工事は建物の状態をよく調べてみなければ見積もりを取ることができませんから、見積書に「工事一式〇〇円」というような曖昧な記載があれば要注意です。
見積書には工事の詳細な工程や単価などがきちんと記載されているか確認するようにしてください。塗装工事では信頼できる業者に依頼することが何よりも大切ですので、少しでも怪しいと感じたら契約はしないでください。
塗装工事は決して安くはない金額のものですので、複数の業者に見積もりを取って、必ず家族と相談し納得したうえで契約するといいですね。