塗装の基礎知識

塗装の仕上がり確認のタイミングや確認方法

塗替えをした際に、いつ自ら仕上がりの確認をするのか?とちょっとした疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、一般的な流れを交えてお話しさせていただきます。

仕上がりの確認はいつ?

屋根や外壁の塗装工事では、通常足場を組んで塗装作業行いますので、仕上がりを確認するタイミングには、足場の解体前に養生シートを剥がすときが適しています。

というのも、もし、足場を解体したあとに不備を見つけた場合、再度足場を組むことになれば、足場代が余計にかかってしまうことがあるからです。余計な出費をしないためにも、必ず足場解体前に仕上がり確認を行うといいですね。

仕上がりの確認ポイント

外壁塗装の場合、「色・塗り残し・塗りムラ」の3つを確認します。これだけ?と思われるかもしれませんが、実際、外壁塗装の見た目から確認できるのはこれくらいです。万が一、手抜きや間違った工事をされていたとしても、仕上がったばかりでは分かりません。というのも、発覚するのは多くの場合、工事から1~3年後だからです。

この期間に塗膜が浮く、剥がれる、汚れがつきやすいなどの現象が起こった場合は手抜きや間違った工事を疑った方が良いかもしれません。塗装工事は、足場の設置から洗浄、養生、下地調整、塗装(下塗り・中塗り・上塗りの3回)など、多くの工程から成り立っています。塗装後のトラブルを防ぐためには、塗装工事の工程がきちんと守られているか工事中に確認しておく必要があります。

その方法とは、塗装工事が始まる前に、工程ごとの写真を記録してもらうよう業者に伝えておくことです。作業が写真で残っていれば、工事中に家を留守にしてしまう場合でも後で確認することができますし、工程を守って作業していることが分かれば安心できます。塗装工事中も家にいる場合は、その日の作業内容を業者に聞いてみるのも良いですね。

弊社は、写真を撮っておりますので、作業途中でもご確認いただきたい場合はお気軽にお声掛けください。また、職人へ直接ご質問いただけましたら、その場でご説明させていただきます。(作業内容により手が離せない合は少しお待ちいただくかもしれませんがご了承くださいませ。)

 

仕上がりに満足できない場合は?

塗料の塗り残しや塗りムラは業者のミスであることが多いので、追加料金なしで塗ってもらえることがほとんどです。しかし、これ以外のトラブルで多い「思っていた色と違う」、「ツヤがありすぎる」ということについては注意が必要です。

色については、色見本と実際の色は違って見えることも多いため、業者が色を間違えていない限りは追加料金が発生します。色のツヤについては、基本的に塗り直しを行うことはありません。ツヤがありすぎた場合は時間が経てば馴染んでくるものですし、ツヤがなさすぎるという場合でも塗り直しを行う方はほとんどいません。

どうしても満足できないという場合は追加料金を支払って塗り直すことになりますので、慎重に行う必要があるかと思います。