塗装の基礎知識

屋根の塗装における塗料の種類

 

屋根をリフォームしようと思ったとき、屋根を塗り替えるか、屋根の塗装を検討している皆さん、屋根に使う塗料の種類をご存知でしょうか?今回は、屋根の塗装で使われる塗料の種類や特徴についてまとめてみましたので、ぜひ塗料選びの参考にしてみてくださいね。

屋根の塗料の種類

そもそも、塗料には屋根を保護したり見た目を美しくしたりする役割があります。そういった基本的な機能以外にも、遮熱効果を高めたり耐久性を高めたり、塗料によってさまざまな違いがあります。では実際にどのような塗料があるのか見ていきましょう。

 

ウレタン塗料

塗膜の光沢が非常に良く高級感のある仕上がりが特徴の塗料で、屋根以外にも外壁や木材、鉄など幅広い用途に使用できます。

ひと昔前までは多くの屋根に使われてきた代表的な塗料です。他の塗料に比べると価格は安いですが、耐用年数が6~8年程度と少し短いのがデメリットです。また、比較的汚れやすく、湿気などを通しやすいため塗膜の劣化が起きやすいため、塗装の時期には注意が必要です。

 

シリコン塗料

現在主流の塗料で、塗装後にツヤのある仕上がりになるのが特徴です。屋根以外にも外壁や屋内の塗装にも使用されています。費用はウレタン塗料よりは高くなりますが、耐用年数が10~12年とウレタン塗料の2倍になるためコストパフォーマンスの高い塗料です。

水に馴染む性質を持った塗料なので汚れにくく耐久性も高いのがメリットです。ただし、シリコン塗料は塗装後数年が経過すると塗膜が固くなってしまうため、他の塗料に比べてひび割れが起きてしまいやすいのがデメリットとして挙げられます。

 

フッ素塗料

光沢のある仕上がりのフッ素塗料は、主成分がフッ素の含まれた合成樹脂で水をはじく機能を持っているのが特徴です。ウレタン塗料やシリコン塗料より高価ですが、耐久性・耐熱性・防水性・防カビ性など優れた性能を持つ塗料です。

耐用年数も15年~20年と非常に長いため、何度も塗り替えを行う必要もありません。デメリットとしては価格が高いので、まとまった費用が必要になることです。しかし、戸建て住宅のように長期的に住む建物であれば、トータルコストで考えると費用を抑えられるため、思い切ってフッ素塗料を選ぶ方も少なくありません。

 

まとめ

いかがでしたか?屋根は建物の中でも一番劣化しやすい部分ですので、できるだけ耐久性が高い塗料を選ぶのが理想です。ご自分の予算を考慮したうえで信頼できる業者に相談して納得できる塗料を選べると良いですね。