塗装の基礎知識

目地の重要性


お家の外壁にはタイルですか?サイディングですか?コンクリートですか?

今回お話する目地は、サイディングのお家でサイディングパネルとサイディングパネルの間をつなぐ隙間を埋める材料のことです。

新築の時には、白や外壁に合わせた色の柔らかい材料で埋められていますよね。その材料をシーリング、コーキングなどと私達は言います。目立たない存在ですが、水の侵入を防ぐ大事な部分です。

この材料は年数が経つと硬くなり、収縮し、痩せ細り、亀裂が入ります。
サイディングがまだまだ綺麗な状態でも、目地のシーリングが痩せ細り隙間ができると、少しずつ、少しずつ、水が浸入し、サイディングがその水を吸い込みます。

サイディングは窯業系、金属系など種類があり、一般的な住宅で主に取り入れられている窯業系サイディングはセメントを原料とし、繊維質原料を加えて成型されたもので、
水を吸い込みます。霧吹きでサイディングに水をかけると、スーーっと吸い込みます。

その水を吸い込んだサイディングは膨張したり、反っとたりします。そうなると外観が悪くなってしまいますよね。それだけでなく雨漏りや外壁のカビ、腐れの原因にもなります。それだけ重要性な部分です。施工時にはきちんと既存のシーリングを撤去して、新しく入れなおすのか?確認してくださいね。

私達は、そういった細かくて、目立たないけれど、重要な目地などの「下地処理」を大事に施工しています。基本中の基本なので、こわだりを持ってやるべきです。
私達の目地のこだわりは、素材にあった材料選びから始まります。シーリングにもよく使われている材料から特徴がある(施工した時に凹みが出来ないもの)材料がありますので、次回ご紹介したいと思います。